エコーNEWS



薪ストーブ・ペレットストーブ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 今年の冬は、灯油価格の高騰が道民の家計を直撃しそうです。ガソリンといい灯油といい、こんな時代を誰が予測したでしょうか。
 灯油暖房に頼らない様々な試みの中で、薪ストーブとペレットストーブが注目を集めています。CO2を増加させないという点でも、「環境派」には見逃せません。二つの企業でお話しをうかがいました。
 薪(まき)ストーブの専門店・北海道リンクアップのショールームには、火を焚いてもいないのに不思議な「あたたかさ」がありました。誰もがもう一度訪れたくなるのではないでしょうか。
気持ちまで暖める「あたたかさ」
 訪問者を迎えてくれるのは、最先端の燃焼機能を誇る工業製品でありながら、工芸品と呼びたくなるほど存在感のある輸入ストーブの数々。美しく彫琢された薪ストーブを眺めていると、灯油であれガスであれ、私たちが選び、今、北海道に普及している「暖房」とは、部屋を便利に暖めるものではあっても、人の心までは暖めてくれないことにふと気付かされます。不思議な「あたたかさ」は、手間のかかる薪ストーブならではのぬくもり感にありました。
 北海道リンクアップでは豊富な実績をベースに、施工からメンテナンスまで自社対応しているので細かい相談にも応じてくれます。折からのスローライフブームもあって、販売台数は右肩上がりになっています。お客さんの中では特に30代、40代の方が購入に積極的とのこと。室内で過ごす時間が多くなる北海道の長い冬。その部屋の真ん中に薪のはぜる音とゆらめく炎があれば、団らんは、もっと楽しくなるに違いありません。
薪派もペレット派も
 北海道リンクアップではペレットストーブも取り扱っています。問合せは増えていますが、購入する方は残念ながらまだわずか。同じお客さんでもペレット派の方は、あくまでも灯油ストーブの代替品として「合理的」に機種を選ぶ傾向が強いようだ、という話は、薪ストーブ派との面白い比較でした。
 いずれにせよ、環境意識の高まりにつれて、「脱石油」の動きは人々の暮らしの中でじわじわと進んでいるようです。

(株)北海道リンクアップ http://www.h-linkup.co.jp
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

 今年3月、ちえりあ(西区)で環境と暮らしに関するセミナーが開かれました。この時ペレットストーブの燃焼展示を行っていたのが、NERC(ネルク=自然エネルギー研究センター)の皆さんです。
プロの評価に耐える性能
 NERCのおもな業務は、自然エネルギーや省エネルギーに関するコンサルティング。そんな企業が家庭用ペレットストーブの販売に乗り出したのは、性能や使い勝手が十分なレベルに達したことと燃料(ペレット)の供給体制が整ったこと、そしてもう一つは、ペレットストーブの普及が北海道の豊富な木質バイオマスの活用を促し、地域振興につながるという使命感だった、と言います。
 新築、既築と様々な場面で使えるため、ペレットストーブの導入が広がりを見せています。例えば、オール電化住宅に補助暖房として設置することだって可能です。灯油には頼りたくない、でも電気を使いすぎるのも…そんな消費者の感覚に、ペレットストーブはかなりフィットするのではないでしょうか。ペレットストーブで増える大気中のCO2量は、灯油ストーブの約8分の1といううれしい報告もあります(下図)。
様々なタイプが登場
 灯油ストーブにかなり近い感覚で使えるようになったペレットストーブ。煙突式、FF式の他、電気不要の自律タイプもあります。NERCでは、10月14日のC.W.ニコルさんの市民公開講座(共済ホール)でペレットストーブの展示を行う予定です。自然と共に生きる日本人の知恵に感銘を受け、遂には日本に帰化したニコルさんの、スローな暮らしぶりに耳を傾けると共に、ペレットストーブの実物をご覧になってみてはいかがでしょうか。
 西区では市内で初めて、ペレットストーブ(10台限定)購入に最大5万円の補助金支給を決め、9月29日まで申込受付中です。21日までは区民センターで実物を展示しています。
 詳細は区の地域振興課まで。TEL641-2400(内線238・256)
 なお、NERCのサテライトでは3機種を常時体験できます。

(株)NERC(ネルク) http://www.nerc-hokkaido.co.jp


薪ストーブが並ぶ、北海道
リンクアップのショールーム

専用台の付いたモダンなタイプも

【エコーNo.14掲載(2006年11月)】